作品紹介・あらすじ
線路沿いから一本路地を抜けたところにある小さなどら焼き店。千太郎が日がな一日鉄板に向かう店先に、バイトの求人をみてやってきたのは70歳を過ぎた手の不自由な女性・吉井徳江だった。徳江のつくる「あん」の旨さに舌をまく千太郎は、彼女を雇い、店は繁盛しはじめるのだが…。偏見のなかに人生を閉じ込められた徳江、生きる気力を失いかけていた千太郎。ふたりはそれぞれに新しい人生に向かって歩きはじめるー。生命の不思議...
感想・レビュー (1件)
人生に疲れたとき、悩んだときに読み返したい本。 再読したい本に出会いました。 言葉が織り成す人間の残酷さ、希望。たくさんの人に読んで貰いたい本です。 こんなふうに言葉で表現できるようになりたい。