作品紹介・あらすじ
「神の手」と評判の若き院長、岸川に請われてサンビーチ病院に転勤した秋野翔子。そこでは性同一障害者への性転換手術や、性染色体の異常で性器が男でも女でもない、“インターセックス”と呼ばれる人たちへの治療が行われていた。「人は男女である前に人間だ」と主張し、患者のために奔走する翔子。やがて彼女は岸川の周辺に奇妙な変死が続くことに気づき…。命の尊厳を問う、医学サスペンス。
感想・レビュー (1件)
インターセックスという言葉をはじめて知った。秋野翔子の言っている意味がわかる。人間の不思議とマイノリティ、マジョリティ生きていくために人間をそうさせるのか。発展はマイノリティを明らかにしていくのか。マジョリティの中にいて、気付かない私と本を読むことで知って意識していくことはありがたいことだと思っている。時間許すかぎり、多くのことをとらえていきたい。