2025年8月27日
感想 記録アプリに保存 ほぼモンゴル高原を束ねた後 帝国を盤石にする為敵の掃討に着手 まずナイマンの残党メルキト族を駆逐 降伏していたメルキト族がが 謀反を起こした時はすぐに攻略 部族をバラバラにして多くの他部族に与えた (ケレイト ナイマン メルキト 固有の言葉 文化を失いモンゴル族に同化) その後西征服 テブテングリ(部族のシャーマン モンクリの息子) が弟カサルと対立後力を増す 弟テムゲも跪かせ増長 怒ったチンギスカンはテブテングリを 殺し モンリクの息子達の横暴はなくなる 再び西夏を攻める 城郭都市の西夏 攻めあぐねる 黄河の流れを 変え水攻めする 失敗だったけれど 和議を結び 属国化する その後中華の大帝国 金 との戦いへ 野狐嶺(ヤコレイ)の戦い→勝利 (金の中のトゥルク系の人を味方につける) (馬の名産地)沢山の武器と馬を手に入れる この本を読んでいる時 天皇陛下が モンゴルを国賓として訪問 チンギスハーン国立博物館の 展示物をインスタ等で見た.. テムジンの 肖像画 絵画 像 等等 ちょうど本に写真や映像が補足されて.. 良かった タイムリーだった テムジンの時代 ハーン(皇帝)が 何人いたのかわからないけれど 今現在 日本の天皇陛下は 世界でただ1人の皇帝(ハーン) 凄いことだと思った ホラムズシャー朝のスルターン(皇帝) アラーウッディーンムハマンド →モンゴル帝国にとって非常に重要な国の人物 再び金を攻める 90の都市を奪う(破壊を免れたのは9つの都市) 多くの都市で虐殺 攻略した都市から 財等を奪い 男子は奴隷に..兵に 女子はモンゴル兵に.. 産まれた男子はいずれモンゴル兵に 戦いで兵力を増大 中華の金朝 中都は火を放たれ地獄絵図 その後西遼の領地も支配下に ホラムズシャー朝と国境を接することになる チンギスカンがホラムズシャーの オトラルにキャラバン(450人)を遣わす 太守イナルチュクは商人を殺し 財物を奪った この事件をキッカケに チンギスカンの怒りを買う 報復が始まる 得意ではなかった城郭都市攻めも 他民族を取り込むことで攻城戦のやり方 (アニメキングダムに出てくるような 巨大な櫓を作ったり..) も身につける 敵の味方だった者たちを前線に配置 この当時のモンゴル軍て 本当に残酷で 猛々しくて 怖い チンギスカンの後継者 長男ジョチと次男チャガダイが対立 三男のオゴデイが後継になる ここまでで3分の1弱 ホラムズシャー朝との戦い この時西夏の王に軍を出すよう要請→拒否 この判断が跳ね返る 4つの都市を同時に攻める モンゴルの破竹の進撃 都市を征服し住人を 虐殺 凌辱 掠奪 この様子が本当に恐ろしい 侵略した都市から徴兵した捕虜を 前線に立たせ戦う 逃げようとする者は 後ろから矢を射て殺す ニシャプールの惨劇 →チンギスカンの娘婿が殺され その報復で都市の住人すべて虐殺 首を切り積み上げピラミッドを作る ..を繰り返す 虐殺 孫が殺された時も バーミヤーンの都市の住人全員 虐殺 若きスルターン ジャラールッディーン(22歳) →逃走しながらモンゴル軍と戦う 河を渡りインドに逃れる 背に盾を 手に弓を持ち 馬に乗ったまま インダス河を渡る 父たるものは あの様な息子を 持ちたいものだ/チンギスカン ホラムズシャー朝は実質 4年足らずでほぼ破壊 7年の年月をかけ故郷カラコルムに戻る チンギスカン63歳 ジェべとスベエディの西征では 残虐さが一層高まって見える ハマダーンやタブリーズの町は 何度も財物を要求され それを拒否すると住民を虐殺する 残酷 理不尽の塊 グルジア-アゼルバイジャン-コーカサス の山脈を超え(2万の兵) (多くの神話を持つ険しい山) 現ウクライナ カザフスタンの地へ (キプチャク族等) 北コーカサス連合軍と戦う →ルーシ キプチャク連合軍との戦い カルカ河畔の戦い →12日間退却戦を行い 連合軍の隊列を 引き伸ばし 戦場と決めていた場所におびき寄せ 一気に包囲殲滅した戦い クリミア半島へ侵入 占領 →チンギスカンの本隊へ戻る 戻る途中 ジェべ死亡(病死) チンギスカン7年ぶりに モンゴル高原に戻る 長男のジョチ病死 チンギスの妻でジョチの母ボルテも 亡くなっている 再び西夏を攻める チンギスカン最後の遠征 遠征の途中 息子 オゴデイ(41歳) とトルイを呼び オゴデイを 後継者に指名 臨終前に金朝攻略の策を 語ったとされる 1227.8月後半に死亡 六盤山の付近で 墓の場所は不明 その後 息子や部下達が 西夏を滅ぼす 時代が違うとはいえ 徹底して住人を虐殺する様子は 本当に恐ろしい はるか未来の外国から テムジンの人生を見ている自分 同じ民族でも 言語や宗教が違う 違う民族でも 言語や宗教が同じ 等で 敵になったり 味方になったり 裏切ったり 背景が複雑 この時代に 今の自分が生きていたら 間違いなく 長生きは出来ないな と これだけは確信した
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モンゴル人の物語 第二巻
百田 尚樹