作品紹介・あらすじ
暗殺と裏切りの三十年を駆け抜けた「名将 太田道灌」
東国の諸葛孔明と呼ぶにふさわしき漢【おとこ】ここにあり!
応仁の乱に先駆けること十三年、
鎌倉公方が関東管領を殺害。
血みどろの戦国時代が幕を開ける
将軍への野心を抱く鎌倉公方。ついに足利義教の討伐を受け、断絶。
乱れた関東を治めるため新たな公方が選ばれるも、管領上杉家と軋
轢が続く。意地と誇りがぶつかり合い、関東を二分する戦いとなる。
命...
感想・レビュー (1件)
大田道灌といえば、江戸築城で有名だが、それよりも応仁の乱を凌ぐ「享徳の乱」をはじめとする大乱に関わっていたことはあまり知られていない。そこに目をつけた著者が複雑混迷の大乱を道灌を通じて大作を作り上げた。あまりの複雑混迷さでわかりにくいことこの上なく、エンタテインメント性に欠けるが、こういった物語を完成させる著者の力量にはただただ脱帽。
