作品紹介・あらすじ
大切な人の死を忘れられない男と、恋の仕方を知らない女。欠けた心を抱えたふたりが少しずつお互いを知り、日常の中で歩み寄っていく道のりを描く。他者と生きることの温かみに触れる長編小説。
感想・レビュー (2件)
家具の話は身近。
他人と生きること、他人の人生を受け入れることの難しさと素晴らしさを感じた。一人じゃ受け止めきれない、消化しきれない過去の辛いことも、大切な人と一緒であれば前を向いて少しずつ思い出にしていくことができる。良い話だな、うらやましいなと素直に思えた。自分のことを受け入れてくれる誰かと歩んでいく日常は大切な日々だ。
