地の底の記憶

地の底の記憶

畠山丑雄
河出書房新社 (2015年11月19日発売)
ISBN:9784309024301
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作品紹介・あらすじ

ある日、小学生の同級生・井内と晴男は、迷い込んだ森の中で青田という謎の男に出会う。その「妻」が身につけたラピス・ラズリの輝きに導かれるように、町の歴史に埋もれた物語は静かに繙かれる。ロシア商人ウォロンツォーフと日本人妻の悲恋、青年アレクサンドルと人形の倒錯した愛、あやうい男女の友情をめぐる青田の過去、そして現在。電波塔に見守られる架空の土地を舞台に、一〇〇年を超える時間と愛の狂気を描く、壮大な物語...

感想・レビュー (1件)

ラピスラズリ、人形、鉱石ラジオ、坑道、地底湖、マシュ、電波塔、水車小屋、深い森、虫(黒ハエ、回虫)、脳手術etc.‥気味の悪いものばり。清子、ウォロンツォーフ、池沢信太郎、池沢伸行、上村健三、池沢明、里佳子、それぞれに不遇の死。宇津茂平、宇津茂川、早瀬橋。100年を超える時間と愛の狂気を描いた壮大な物語と本の説明にあったが、理解し難いお話。田舎での人々の娯楽は噂話、川遊び、森での採集、狩猟、それから酔いや性とその周辺の出来事特に後半の二つは他の土地よりいっそう早く現れる傾向というのには共感できた。