作品紹介・あらすじ
【第39回山本周五郎賞受賞】
江戸時代の全盲の国学者・塙保己一。幼少期に失明するも、学問を志し、やがて国内最大の叢書『群書類従』の編纂という、前代未聞の大事業に取り掛かる。類稀なる記憶力で、学者として輝かしい経歴を築いていく保己一だったが、その傍らに常にあったのは、晴眼者ーー妻、学者仲間、弟子らとの、すれ違いだった。
“天才・塙保己一”の胸中にあったのは、絶望か希望か、それともーー。
第...
感想・レビュー (1件)
盲目の国学者・塙保己一の功績というよりは、人間・保己一としての苦悩・生きざまが描かれ、それこそ教科書ではわからない人間臭い彼の生涯が読み取れる。本作が評価される所以だろう。
