きらん風月

きらん風月

永井 紗耶子
講談社 (2024年1月24日発売)
ISBN:9784065338193
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作品紹介・あらすじ

筆という卵が生み出すのは、武者か美女か、それとも鬼か。東海一の文化人と、松平定信の交流が心を揺さぶる。──直木賞受賞第一作! かつては寛政の改革を老中として推し進めた松平定信は、60を過ぎて地元・白河藩主の座からも引退した。いまは「風月翁」とも「楽翁」とも名乗って旅の途次にある。その定信が東海道は日坂宿の煙草屋で出会ったのが栗杖亭鬼卵。東海道の名士や文化人を伝える『東海道人物志』や尼子十勇士の物...

感想・レビュー (1件)

江戸中期の文人がオールスターで登場する時代小説。 江戸の政治史だけではわからない、豊かな文人ネットワークには驚く。