初夏の訪問者 紅雲町珈琲屋こよみ

初夏の訪問者 紅雲町珈琲屋こよみ

吉永 南央
文藝春秋
ISBN:9784167917623
本棚登録:0

作品紹介・あらすじ

累計70万部突破、読者から圧倒的な支持を受ける人気シリーズ「紅雲町珈琲屋こよみ」、ほろ苦くも胸を打つ、待望の第8弾。 紅雲町でお草が営むコーヒー豆と和食器の店「小蔵屋」では、近頃町にやってきた親切で物腰がスマートな男のことが話題になっていた。 ある日彼は小蔵屋を訪ね、お草に告げる。 「私は、良一なんです」 お草が婚家に残し、3歳で水の事故で亡くなった息子・良一。男はなんの目的で良一を騙るのか、そ...

感想・レビュー (1件)

以前から読みたかった初夏の訪問者。幼年期に亡くなった良一を名乗る男性が登場し草を翻弄する。まるでお芝居を観ているかように場面が自然に思い浮かぶのが吉永さんの小説。とても描写が細かい。読んでいてもしかしたら本物の良一?!と訝しく思ったり。結局、登場した人物すべて善良な人間でした!