匿名ユーザー

2022年3月15日

3人の男性を主人公に据えた群像劇。 男の生きづらさをテーマにしており、今の自分が抱える問題意識にど真ん中の作品で、考えさせられることが多かった。 けれども、物語としての面白さがイマイチで、夢中になって読み進めたというより、テーマに対して作者がどういった回答を用意しているのかという結末を知るために読んだ。 描写はこなれていて流石と感じたが、傑作と呼べるかというと微妙なところ。

たてがみを捨てたライオンたち

たてがみを捨てたライオンたち

白岩 玄

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