作品紹介・あらすじ
恋のライバルが人間だとは限らない! 洋食屋の青年・藤丸が慕うのは“植物”の研究に一途な大学院生・本村さん。殺し屋のごとき風貌の教授やイモを愛する老教授、サボテンを栽培しまくる「緑の手」をもつ同級生など、個性の強い大学の仲間たちがひしめき合い、植物と人間たちが豊かに交差するーー本村さんに恋をして、どんどん植物の世界に分け入る藤丸青年。小さな生きものたちの姿に、人間の心の不思議もあふれ出し……風変りな...
感想・レビュー (1件)
いやー、とても面白かった。藤丸と本村は最後にはくっつくのかと期待したけど、本村ははっきり断り、でも実験しながらも、無意識にこれは藤丸さんだったら…とよく想像してたし、ホントは好きなんだけど、それを愛とは気づいてないんだと思う。藤丸の働く洋食屋のマスターも愛があるし、研究室のみんなも、諸岡先生も、みんな愛に囲まれていると思った。