作品紹介・あらすじ
1977年、エストニアに生まれたラウリ・クースク。コンピュータ・プログラミングの稀有な才能があった彼は、ソ連のサイバネティクス研究所で活躍することを目指す。だがソ連は崩壊し……。歴史に翻弄された一人の人物を描き出す、かけがえのない物語。
感想・レビュー (3件)
ソ連の頃のエストニアがどのような状態にあるのかその後独立運動下の学校内の分裂、デモなど不安定である街の情景が伝わってきた。 ラウリがその状況下においてルヴァンと仲良くなり自分の居場所を作れている時が良かった。 最後にルヴァンとラウリが再開できたところはとても良かった。 フィクションなはずなのに そんな気がしない物語だった
ネタバレを読む
激動の時代を生きた一人の才能人の物語。 派手さはなく、ヨーロッパの文芸映画を見たあとのような、しみじみとした後味。
温かな友情の話。バルト三国について知りたいと思う。