作品紹介・あらすじ
80年代 東京ーー僕と不良のひと夏の物語
中学卒業と同時に渡米し、長らく日本を留守にしていた吉田倫。吉田は旧友である寿司屋の主からの誘いに応じて、中学の同窓会に赴いた。
同窓会のメインイベントは当時作ったタイムカプセルを皆で開けること。タイムカプセルの中に入っていたのは、アイドルのブロマイドに『明星』や『平凡』といった芸能雑誌、『なめ猫』の缶ペンケースなどなど。三十年以上前に流行した懐かし...
感想・レビュー (1件)
著者のデビュー作。 かけがえのない時間を過ごした少年2人のほろ苦くも胸熱になる友情物語。想像していたテイストとは大分違ったが、昭和世代の私には懐かしい描写がチラホラあり、ノスタルジックな空気感や料理の描写も好み。テキ屋の焼そばが無性に食べたくなった。
