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#6と7 #凡乃ヌイス 2025年2月発行 共依存ホラーBL、こうゆうのも好き。 じわじわとふたりの日常を侵食し始める感覚が恐ろしい。カニバリズム(人喰い)と出会い運命を狂わしてゆく七海。 自分が未知の生命体だと気がついていない純粋な禄斗。人喰いとしての特性よりも、禄斗の優しさ、「本当の自分」に目覚めた葛藤が魅力的でした。 人間より人間らしかった禄斗。衝撃のラストから、輪廻転生らしき夢へと膨らませる流れはキュンとしました。 私が思い出すのは、異星人だと気づかない少年と幼馴染の少女の悲恋物語。SF作品が隆盛だった昭和の 渡辺多恵子先生の『ジョセフへの追想』です。
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