匿名ユーザー
2026年7月29日
戦前、戦中、戦後の皇族、華族のことが良く分かった。 と言うより、そもそも皇族の方がどんな生活を送っているか詳しくは知らなかった。 梨宮伊都子はその当時、娘達にいかに良い縁談を作っていくか奔走する… まさに現在の就活のような必死さだ。結婚をして後継ぎを産むことこそが家の安定であり、皇族の場合は日本と言う国家の安定にも繋がる。 昭和天皇のお妃候補にも挙がった伊都子の娘方子。だが、その話がなくなり伊都子は、それに替わる縁談を早急に探さなくてはならない立場となった。それが李王との結婚話だった。彼女は「日朝友好」、お国の為、日本の為になると堅く信じてきた。まさに伊都子の考える「ノブレスオブリージュ」。 歴史の渦に巻き込まれながらも逞しく生きる一族の話。 何事にも拘らず、時代の変化を受け入れることこそ、次につながっていける…皇族から平民になった時、精神的にもかなり堪えたと思う。しかし、それこそが生き残っていける秘訣だ。 読み終えた日の新聞に折しも「皇室典範改正法」がやっと国会を通ったという記事が載っていた。
李王家の縁談
林真理子
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