
たかまる
2025年3月23日
日本の貿易で権力者が利益を上げる条件(ものの価格、大きさ、もう1つ?)や、宋銭が広まった理由(貨幣自体の効用+寺社での需要)など、経済の観点から、「なぜ平家は滅亡したのか」という問に向き合っていた。 また、貨幣の流通は、米や絹の価値を低下させた(モノ自体にあった交換可能という付加価値が宋銭に代替されたため)ことや、出挙による銭不足と貧富の差、それらによって土地を基盤に利益を上げていた貴族や武士等と平家の対立が激化したことが分かった。このことは、源平合戦が、治承・寿永の乱と呼ばれるようになった理由をまさに表していると思った。 土地制度の問題等は薄く、「「貨幣」が平家を滅ぼした」という回答は不完全かもしれないが、当時の日本の姿をよく映しているように思えた。
経営者・平清盛の失敗
山田真哉
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