山に抱かれた家 迷い道

山に抱かれた家 迷い道

はらだ みずき
小学館 (2025年6月6日発売)
ISBN:9784094074659
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作品紹介・あらすじ

いきなり自給自足できるのか? 文哉は猟師の市蔵を訪ねた旅の途中で、山間にある畑付きの空き家を見つけた。縁もゆかりもない土地、限界集落でもあったが、運命を感じ購入を決める。地元住民との交流を重ねながら、古い家屋や休耕地だった畑に手を入れていく日々。畑の梅の収穫がいよいよ始まる頃、付き合って間もない凪子を迎え入れ、共同生活がはじまった。畑を守るために狩猟をはじめる決意を固める文哉だが、一方の凪子...

感想・レビュー (1件)

海→山シリーズに変わってから2作め。時に迷いながらも確実に前進し懸命に山での自分らしい生活を築いていく文哉の奮闘ぶりが今回も胸を打つし、生き様そのものに憧れる。 息を呑むような美しき自然風景がそのまま眼前に広がるような描写にも心洗われた。 文哉と凪子の2人の成長や行く末を今後も一読者として見守っていきたい。早くも続編が楽しみ🎶