作品紹介・あらすじ
雪の夜、木挽町の芝居小屋の裏手で、菊之助なる若衆が果たした見事な仇討。白装束を血に染めて掲げたるは父の仇、作兵衛の首級(しるし)。二年後。目撃者を訪ねる武士が現れた。元幇間、立師、衣装部屋の女形……。皆、世の中で居場所を失い、悪所に救われた者ばかり。「立派な仇討」と語られるあの夜の〈真実〉とは。人の情けと驚きの仕掛けが、清々しい感動を呼ぶ直木賞・山本周五郎賞受賞作品。
感想・レビュー (7件)
直木賞を取り、来年映画化もする話題作が文庫化となったので手に取りました。 人情物×ミステリーというあまり読んだことのないスタイルに、途中からどんどん読むスピード上がってきました。 終わり方も良く、読んでよかった1冊です!
映画でみたら面白そうと思った
仇討ちに関係した第三者の語りで物語が進んでいくスタイルが斬新でおもしろかった。かかわった人たちの物語に触れながら真相を探っていく、どんどん引き込まれていく。そんな人たちの策を巡らせた仇討ちが、心に残る。
直木賞&映画化の本、読了。 木挽町で起きたあだ討ちの真相を、目撃者や関係者から聴き取りながら物語が進んでいく。それぞれの生い立ちや生き様、価値観が伏線になっていて終幕へと見事に繋がる!読後の爽快感はさすがでした。
歌舞伎もミステリも好きなので気になっていた。 中盤まで、語り手たちは過去に菊之助(あるいはその家族)と因縁があるのかと思っていたが、実はほとんどが彼の純真さ、誠実さに情をかけたのだというのが予想外。 芝居者にしかできない幕切れに胸のすく思いがした。 作者の永井氏は本当に芝居が好きなんだろうな。
ネタバレを読む
映画も良かったけど、本はより面白かった
思いがけないつながりが出てきてオチはわかったけど、面白かった


