作品紹介・あらすじ
衝撃の告発小説!キャリア官僚が小説の形を借りて命懸けで明かす、原発の致命的な欠陥、電力会社と政治家の知られざる繋がりとは。
プロローグ
第一章 選挙の深奥部
第二章 幹事長の予行演習
第三章 フクシマの死
第四章 落選議員回り
第五章 官僚と大衆
第六章 ハニー・トラップ
第七章 嵌められた知事
第八章 商工族のドン
第九章 盗聴
第一〇章 謎の新聞記事
第一一章 総理と検事総長
第一二章 スクー...
感想・レビュー (1件)
官僚がかいた暴露本。日本の電力会社と政府のズブズブの裏社会の仕組みについて、赤裸々に書かれている。 電力会社は、ベンダーと高値で取引をする代わりに、ベンダー利益の5%程度を電力会社所有の法人にプールさせている。そのプール金を使って政治家との繋がり、政府と電力会社が良いような仕組みを築き上げている。この際技術的安全性はどうでも良いみたいだ。反対勢力は、否が応でも排除し、自分達の懐を肥やす。 石油系の会社にいる限り、技術的安全性を担保することは必須であることは間違い無いのだが、裏ではこのような工作が行われていることを知れて、考え深い内容でした。
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