作品紹介・あらすじ
見守っている。あなたがわたしの存在を信じている限りーー。ある日、千春はバイト先の喫茶店で客が忘れていった一冊の本を手にする。それは誰からもまともに取り合ってもらえなかった彼女がはじめて読み通した本となった。十年後、書店員となった千春の前に現れたのは。人生は、ほんとうにちいさなことをきっかけに動きだす。たやすくない日々に宿る僥倖のような、まなざしあたたかな短篇集。
感想・レビュー (2件)
まともに読めたのは一番初めの表題作品くらい。もう津村さんの本を手に取ることはないと思う。
面白い。短編さいこー