作品紹介・あらすじ
第174回直木賞受賞作
東京・上野のカフェーで女給として働いた、
“百年前のわたしたちの物語”
強くたおやかに生きる女性たちが、
みんな、みんな、愛おしい。
ーー原田ひ香
時代を映す鏡であった仕事「女給」を通し、
大正から昭和を生きた市井の女性の人生を描き出す。
『襷がけの二人」の著者、心ふるえる最新作。
東京・上野の片隅にある、あまり流行(はや)っていない「カフェー西行」。食堂や喫茶も兼...
感想・レビュー (1件)
嶋津さんの書く女性は、どこか狡かったり、だらしがなかったりするのだが、その欠点があるからこそ生きている感じがする。 カフェーの女給が主人公の小説かと思いきや、各登場人物の女給時代は結構短い。女給をしていた女性がどういう人生を送ったがこの小説のミソである。時代としては昭和元年前後から昭和25年まで、実に四半世紀に亘る。 東京の下町史として読んでも面白い。