オーロラのお針子

オーロラのお針子

藤本玲未
書肆侃侃房 (2014年9月20日発売)
ISBN:9784863851573
本棚登録:0

作品紹介・あらすじ

言葉が紡ぐ自在な世界 知的で、醒めていて、苦いのに、ほんのり甘くてやわらかい。 一首の中にいくつもの不思議な味わいが充ちている。 東 直子(解説より) <自選短歌五首> 唐揚げの下のレタスを食べてみる駅のひだまり冷えた膝裏 あなたから生まれる前の夢をみた波打ち際の電話ボックス 人生の謎すきとおる8月の魚の骨のきれいな宇宙 夕焼けの付箋で街を埋めつくすわたしたちには正解がない 天気雨 透...

感想・レビュー (1件)

半額の焼きそばパンを分け合って川辺にいない僕らになりたい ねえちょっとじっとしていて千本の仮縫いのまま生きてもいいの 非常階段降りてまた駆けていく死神だって春休みです 人生のメニュウをひらき最初からアイスクリームにしたい朝です 百円の代わりに蝶を投入し幽霊会の時報きく春 着ぐるみは白い毛だらけ生き残るぼくらの傷は商品になる 命名の権利はここで返すから暗くて大きい買い物をする

ネタバレを読む