人質の朗読会

人質の朗読会

小川洋子(小説家)
中央公論新社 (2014年2月1日発売)
ISBN:9784122059122
本棚登録:0

作品紹介・あらすじ

遠く隔絶された場所から、彼らの声は届いたー慎み深い拍手で始まる朗読会。祈りにも似たその行為に耳を澄ませるのは、人質たちと見張り役の犯人、そして…。人生のささやかな一場面が鮮やかに甦る。それは絶望ではなく、今日を生きるための物語。しみじみと深く胸を打つ、小川洋子ならではの小説世界。

感想・レビュー (2件)

久しぶりに軽い本をすぱっと読んだ。誰にでも語りる話は1つくらいあるということだったけれど、もう少し自慢をする人も実際にはきっといるだろうなと思う。