作品紹介・あらすじ
金塊を積んだ沈没船が我々を夢へと誘う
昭和20年、嵐の台湾沖で、2300人の命と膨大な量の金塊を積んだまま沈んだ弥勒丸(みろくまる)。その引き揚げ話を持ち込まれた者たちが、次々と不審な死を遂げていくーー。いったいこの船の本当の正体は何なのか。それを追求するために喪われた恋人たちの、過去を辿る冒険が始まった。日本人の尊厳を問う感動巨編。
総統の密使
昭和二十年三月
黒衣の女
密航者
臆病者の末...
感想・レビュー (2件)
内容(「MARC」データベースより) 昭和20年、豪華客船弥勒丸は嵐の台湾海峡に沈んだ。2300人の命と金塊を積んだまま。総統の密使は喪われた恋人たちに引き揚げを迫るが…。人間の誇りと勇気を問う。 面白かった 浅田次郎の小説、固め読みしよう
豪華客船、弥勒丸はなぜ沈められたのか?上編