星がひとつほしいとの祈り

星がひとつほしいとの祈り

原田マハ
実業之日本社 (2010年4月1日発売)
ISBN:9784408535715
本棚登録:18

作品紹介・あらすじ

三十代半ばの文香は、著名コピーライターとして知られた存在だったが、恋愛だけは不器用。上司との不倫旅行に嫌気がさし、松山へやってきた文香は、ホテルでマッサージを頼んだ。マッサージの老婆は文香の体に触れながら、戦時中の話を始める。裕福な貴族院議員の家に生まれた彼女は、目が不自由だったため、いつも女中のヨネに支えられていた。彼女が恋をした家庭教師が出征することになり、ヨネが彼女と家庭教師を結びつけようと...

感想・レビュー (1件)

短編集。タイトルになった「星がひとつほしいとの祈り」は、盲目のマッサージ師が戦時中の自分の過去を話す話。松山が舞台。「長良川 」もよかった。鵜飼の描写が幻想的。行ってみたい。全国のいろんな場所が舞台になってる。英語タイトルがついてるのもいい。