作品紹介・あらすじ
ベストセラー『さよなら、田中さん』の著者が
瑞々しい文体で描き切る
涙と笑いの家族小説
嘘も、後悔も、失望も、孤独さえも、
持ち帰れる場所はきっとあるーー。
両親を亡くして一人で生きてきた紅美(27)。道端で財布を拾ったのを機に持ち主の藤子(58)との交流が始まる。8年前、藤子は奇しくも紅美と同い年の娘を病気で亡くしていた。紅美は次第に彼女を実の母親のように慕うが……(「帰る家」)。クリーニン...
感想・レビュー (1件)
七つの短編小説集。 どれもこれも切なくて、どれもこれも。主人公には不幸や不安ココロに残るトゲがある。そのトゲに苛まれながら生きている。 遠くへいきたくない 幼い頃に一度行った家族旅行帰ってみれば、その天国みたいな旅行。帰ると病気で老いていった妹とおばあちゃんが死んでいた、地獄。 もう旅行に行くことができなくなった 母の日 娘が反抗期出てて行って、一人暮らし。 仕事から帰るとカーネーションが置かれていた。 娘子らのものと大喜びした後、これば隣の人の息子が間違えておいたものだった。でも、返せなかった。それどころが、隣の人から尋ねられたときに、カーネーションは知らないし。私には娘もいない!と言った。 後日主人公が留守の時に娘が本当に訪れたが、それをたまたま隣の人が見て、娘かと思ったが、過去に娘はいないと聞いていたと、その娘に言った。 娘は持ってきていたカーネーションを置かずに帰った。 カーネーション