ぎょらん

ぎょらん

町田そのこ
新潮社
ISBN:9784103510826
本棚登録:60

作品紹介・あらすじ

死者が最期に遺す、赤い珠。それがもたらすのは、救いか、それとも苦しみかーー。人が死ぬ瞬間に生み出す珠、「ぎょらん」。それを噛み潰すと、死者の最期の願いが見えるというーー。十数年前の雑誌に一度だけ載った幻の漫画、『ぎょらん』。そして、ある地方の葬儀会社で交錯する「ぎょらん」を知る者たちの生。果たしてそれは実在するのか? R-18文学賞大賞受賞の新鋭が描く、妖しくも切ない連作奇譚。

感想・レビュー (3件)

中毒性のある物語。ついつい読み切っでしまい寝不足。こんなに不幸で死にまみれている人はそうそう多くないのに。

連作短編集かと思いながら読み進めていたら、登場人物の思いや物語が章を超えて絡み合い綾をなしていく。ぎょらんとは何か?登場人物の人生をかけた自問に読み手も絡め取られていく。