作品紹介・あらすじ
終戦直前、帝国陸軍がマッカーサーから奪った時価二百兆円に上る財宝が極秘裏に隠匿された。それは、日本が敗戦から立ちあがるための資金となるはずだった。そして五十年後、一人の老人が遺した手帳がその真相を明らかにしようとしていたー。終戦時の勤労動員の女生徒たち、密命を帯びた軍人など、財宝に関わり、それを守るために生き、死んでいった人々の姿を描いた力作。心地よい感動があなたを包む。
感想・レビュー (1件)
何年か前に読んだ小説を再読。あの時も感動して、映画化された作品を観に行った。ユーチューブを検索したら無料で映画がアップされていて、読者と同時進行で鑑賞することができ幸運だった。 マッカーサーの巨額な財宝が日本のどこかに隠されている。そんなミステリアスな話を耳にしたことがある。 『日輪の遺産』はそんな逸話を壮大な小説に仕立てあげている。 終戦間際の厳しい時代に、懸命任務を遂行しようとした軍人たちや、ただ純粋にお国のために命を捧げた少女たち。そのドラマが感動的で胸を打つ。中でも憲兵に睨まれながらも教え子たちを守ろうと心を傾ける野口教師が好きだ。