作品紹介・あらすじ
大正七年の秋、与謝野晶子は大阪で宙に浮かんでいた。夫である鉄幹と共に通天閣の足元に広がる遊園地「ルナパーク」を訪れたものの、夫の言葉に血がのぼり彼を置き去りにひとりでロープウェーに乗ったのだ。電飾まぶしい遊園地を見下ろし、夫婦というものの不確かさを嘆く晶子。そのとき突然ロープウェーが止まり、空中で動かなくなって……。(「夫婦たちの新世界」)
遠野には河童や山男など不思議なものがたくさん潜んでいる...
感想・レビュー (1件)
大正時代の偉人達の史実とフィクションを混えた8篇の短編集で、ミステリ要素は薄め。当時のエピソードがどこまで史実なのかワクワクしながら読んだ。 著者おなじみの昔話ミステリとは全く異なる異色の作品で、窺えた底知れぬ力量にはただ脱帽の一言。
