作品紹介・あらすじ
桜の花びらで作った首飾りは、いずれしおれる。でも、桜と人のあいだには、さまざまな物語がひそんでいる。泉鏡花文学賞受賞作家が編み上げる、女と男、七つの物語。
感想・レビュー (1件)
2/13読み終わり。千早茜さんの桜にまつわる短編集。どの話も良かった!元女優の子供が、母親に着飾られ自由も奪われ、花屋さんに心を開く「初花」とか、結婚した夫が自分の容姿を死んだ前妻と同じ雰囲気にするため髪型や服装変えさせていたことを知り復讐としてお酒には酔わず男遊びをする「エリクシール」(桜図楓図)など。