作品紹介・あらすじ
自首。証拠充分。
だが被疑者は頑なに何かを隠している。
実直な警官が病苦の妻を扼殺。捜査官、検察官、裁判官…6人の男たちは事件の“余白”に迫っていった。
警察小説の旗手、初の長篇
「人間50年」--
請われて妻を殺した警察官は、死を覚悟していた。
全面的に容疑を認めているが、犯行後2日間の空白については口を割らない「半落ち」状態。
男が命より大切に守ろうとするものとは何なのか...
感想・レビュー (1件)
アルツハイマーの妻を殺してしまった犯人をめぐる人(取り調べた警察官、検察官、記者、裁判官、看守)の話でした。 最後は感動したけれど想像していた話とはちょっと違いました。犯人の心情とか奥さんへの気持ちとかに焦点があたっている話なのかな?と思っていたのですが、警察のしがらみとか確執とか、なんだか男性っぽい「仕事」の話でした。
