作品紹介・あらすじ
第66回江戸川乱歩賞受賞作!
綾辻行人氏(選考委員)、推薦。
「序盤の地味な謎が、物語の進行とともに厚み・深みを増しながら読み手を引き込んでいく」
元刑事の藤巻は、交通事故に遭い、自分に軽度認知障碍の症状が出ていたことを知り、愕然とする。離婚した妻はすでに亡くなっており、大学生の娘にも迷惑はかけられない。
途方に暮れていると、当の娘が藤巻を訪ね、相談を持ちかけてくる。介護実習で通っている...
感想・レビュー (1件)
第66回江戸川乱歩賞受賞作。 かの有名な某事件他史実を交えつつ、認知症、警察内部の闇、家族の絆等多岐に渡るテーマがうまく絡まった構成となっており読後感も良き。 特に謎が解明されていく中盤からハードボイルドな展開に至る終盤にかけては圧倒され一気読み。
