母親からの小包はなぜこんなにダサいのか

母親からの小包はなぜこんなにダサいのか

原田ひ香
中央公論新社 (2021年9月21日発売)
ISBN:9784120054648
本棚登録:151

作品紹介・あらすじ

昭和、平成、令和ーー時代は変わっても、実家から送られてくる小包の中身は変わらない!? 業者から買った野菜を「実家から」と偽る女性、父が毎年受け取っていた小包の謎、そして、母から届いた最後の荷物ーー。 実家から届く様々な《想い》を、是非、開封してください。

感想・レビュー (4件)

最後の話が一番好き

暖かくて、切なくて、ほろりと泣ける。 様々な登場人物が出てくるのに、その誰しもに感情移入してしまう。とても面白かったです。 小包は色々な形の愛で溢れていました。

短編小説。いろんな母からの想いが込められてる小包み。 私も親からの小包みを思い出し、送料高いからいらないよって言ったことあったけど、親はそんなこと考えてなくて、贈ってあげたいという真心が込められてたんだなーって思い改めて感謝した。 最後にはその人の今後について言及しないのが多いけど、母からの小包みでより良い方に気持ちがシフトしていっていると思う!母は偉大だー