あかんべえ

あかんべえ

宮部みゆき
PHP研究所 (2014年8月25日発売)
ISBN:9784569762319
本棚登録:32

作品紹介・あらすじ

おりんの両親が江戸深川に開いた料理屋「ふね屋」に、抜き身の刀が現れ、暴れ出す。成仏できずにいる亡者・おどろ髪の仕業だった。その姿を見ることができたのは、おりんただ一人。しかもこの屋敷には、おどろ髪以外にも亡者が住み着いていた。▼「あたしは見た。はっきり見たのにーー。だけど、みんなには見えなかった」。あまりの不思議な出来事に衝撃を受けたおりんが、屋敷にまつわる因縁の糸を解きほぐしていくと、三十年前の...

感想・レビュー (1件)

久しぶりの長編小説。さすが宮部みゆきさん、飽きずに読めました。 お化けさん達の謎か少しづつ、紐解けて、最後に「そういう事だったのか」と、気持ちがストンと落ちた。お梅ちゃんの悲しい身の上、子供は大事にしないと❢おつたさん、過ちに気づけたんだ、ひね勝、幸せになれ!と一人一人に声をかけたくなった。舟屋はおりんとひね勝が継いで繁盛する店になることでしょう😊