作品紹介・あらすじ
老舗糸問屋・嶋屋元当主の徳兵衛は、還暦を機に隠居暮らしを始めた。
風雅な余生を送るはずが、巣鴨の隠居家は孫の千代太が連れてきた子供たちで大にぎわい。
子供たちとその親の面倒にまで首を突っ込むうち、新たに組紐商いも始めることとなった。
商いに夢中の徳兵衛は、自分の家族に芽吹いた悶着の種に気が付かない。
やがて訪れた親子と夫婦の危機に、嶋屋一家はどう向き合う?
笑いあり涙ありの人情時代小説『隠居すごろ...
感想・レビュー (3件)
普通に面白い😄
糸屋嶋屋の隠居、徳兵衛のセカンドライフを描くシリーズ第二弾。 徳兵衛は吝嗇で気難しいところもある老人だが、それを回りの人間が万事飲み込んで、うまく転がす様が、ユーモアたっぷりに描かれていて面白い。 とはいえ、今回はそのことが最後に大きな事件につながり、なかなか大変なことになってしまうのだが。 徳兵衛を転がす側の驕り、それによるしくじりがしっかり描かれていることで、物語が引き締まった。 登場人物が多いので、巻頭の主要登場人物一覧がありがたかった。