グローバル格差を生きる人びと

グローバル格差を生きる人びと

友松夕香
岩波書店 (2025年6月24日発売)
ISBN:9784004320708
本棚登録:0

作品紹介・あらすじ

「善意」の国際協力は限界を迎えている。アフリカの人びとはSNSや衛星放送で日々目にする豊かな国の暮らしを羨望し、先進国との関係に疑念を抱くようになった。「支援」によって困窮する農村や女性、国際詐欺や陰謀論……長年のフィールド研究の成果をもとに、人びとの目線で「国際協力」の神話を解体し、新たな共存の道を探る。

感想・レビュー (2件)

アフリカの時代は来ないと改めて感じた 農業生産性が一向に下がらず、エンゲル係数が高止まりな状況を政府・国際組織・ボランティアには真摯に受け止めてほしい 経済発展の前段階にすら至ってない その上、中国の国民のような直向きさが国家全体に全くというほど行き渡っていない(詐欺が賞賛されさえしている) ある程度年功序列のような文化を根付かせないと 21世紀が終わるまでに自立した国には成長できないと強く感じた

アフリカの貧困を想起させるユニセフのパンフレット、サハラ砂漠以南のアフリカは恒常的にそういう状況に置かれていて、それが大部分だとイメージしていた。それが一側面に過ぎないこと、国際協力と言う名の資金、技術援助が、必ずしもアフリカ諸国を助けていないこと、心にズシンときました。知らなかった。