作品紹介・あらすじ
子どもたちの遊び場が次々に消失し、体を使って外で遊ぶ子どもの姿を見なくなった。自殺する子どもも、後を絶たない。子どもは本来「自然」に近い存在だと論じる解剖学者が、都市化が進んだ現代の子どもを心配に思い、四人の識者と真摯に語り合う。
医療少年院で非行少年の認知能力の低さに愕然とし、子どもの認知能力の向上に努めてきた宮口幸治氏。インターネットで「正しい育児法」を追いかける親を心配する、慶應義塾大学病院...
感想・レビュー (1件)
教育や関わり方に関することを、脳科学、心理学、教育学など色々な視点から分析しており、理解が難しいことをありつつ、子どもを1人の人間として扱うことの大切さ、決めつけないこと、過保護になりすぎないこと、自分で考える力をつけるための環境を提供することなど、明確にではないがぼんやりと、そうありたいと思わせてくれるような内容だった。