作品紹介・あらすじ
世界中の読者を熱狂させる、村田沙耶香の最新短篇&エッセイ
「なあ、俺と、新しくカルト始めない?」
好きな言葉は「原価いくら?」で、
現実こそが正しいのだと、強く信じている永岡。
同級生から、カルト商法を始めようと誘われた彼女はーー。
信じることの危うさと切実さに痺れる8篇。
〈その他収録作〉
★生存
65歳の時点で生きている可能性を数値化した、
「生存率」が何よりも重要視されるようになっ...
感想・レビュー (5件)
様々な信仰が題材になっている八篇の小説。言われてみると近くにある、あれもこれも信仰かもしれない。そんなことに気づかされるお話でした。
感性が不思議で気持ち悪さと違和感があるんだけどそれが癖になって引き込まれる。 エッセイが収録されていて自分は宇宙人みたいだと。あれは本当なのかな。でも本当だとしたら納得な感じ。 展覧会の話素敵だった。 自分が信じてたら嘘でも自分は幸せだけど人に押し付けたらただの迷惑☹️宗教でも信念でも。 自分の幸せな姿を見て周りがそうなりたいと思ってくれるような信念や宗教を持ちたい。 現実をみる子は幸せそうじゃなかったもんなぁ。。
ネタバレを読む
主人公がカルト商法・マルチ商法などの勧誘に乗ってしまい、のめり込んで抜け出せなくなっていくところが、自分と重なり、過去の経験を思い出しながら読むことができ、とても感情移入しやすく面白い作品だった😊それ以外にも、さまざまな「信仰」について描かれており、ホラーに感じる部分も多かった。
短編集。子供の頃はコスパを考え皆にありがとうと言われていたが大人になりうざがられるようの…誰がめても浄水器詐欺とわかるものにひっかかり…また詐欺に誘われる
