まみ

2024年7月2日

#終わりなき夜の果て 上下 2010年発行 はぁ〜お腹いっぱいです。満足。とても面白かった。ディープな情事に、大正時代のノスタルジーとノワールがブレンドした没落しつつある華族・清澗寺一族の物語。第一部完結。 初代伯爵・祖父の貴久、父の冬貴、そして3人の息子、国貴、和貴、道貴たちの続編です。読後感は爽やかでした。 やはりキャラの中では次男の和貴に惹かれました。忌まわしい清澗寺の血を引く自身を恥じ、身の置きどころを求めて苦悩する姿が、哀れで健気です。 普段は怜悧な美貌でツンとしていて、信頼する恋人やお兄様の前ではポロポロ涙を流し可愛いかった。長男国貴が家族を捨てたのに、兄を恨んだりしないどころか、残したものを大切に守る道を選ぶ子なのです。 国貴と再会し、絆を取り戻せた時は本当に嬉しかった😭 恋人の深沢は重い愛で和貴を全霊をかけて守り愛する。それこそ、和貴が可愛く泣く姿が見たくて、尿道玩具プレイとかしてしまうくらいに。その頃にはもうエロ玩具があったんですね。衝撃でした(笑) 親子の情が希薄だったぶん、兄妹仲は良く、敬愛していて嬉しかった。兄弟が遠い国へ行ってしまっても心は繋がっている。三男の道貴のストーリーはアメリカが舞台で楽しかった。10歳年上溺愛攻めも素敵。妹の鞠子は妊娠を仄めかしていたので、第二部では核となる存在なのでしょうね。 冬貴のエピソードでは、 人の情など理解しない魔性の人だと思ってい彼が、義康への愛と独占欲が芽生えていたのは、感慨深かったです。 前作の二人の17年の物語「罪の褥も濡れる夜」はダーティな顔と無垢な顔を持つ冬貴がちょっと苦手だったけれど、長い月日と共に成長を汲み取ることができて面白かったです。 次はいよいよ戦後、当主・和貴の息子達(妹の鞠子の子供を養子)の物語です。

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終わりなき夜の果て(下)

終わりなき夜の果て(下)

和泉桂

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