
らいか
2026年6月7日
澤村伊智「ととはり屋敷」読了。 もうほんとこの比嘉姉妹シリーズは大好きな作品。積読とかできなくて最優先で読んでしまう。特に琴子が好きなので、琴子が出てくるだけで琴子ーーー!!ってなる。 さてそんな比嘉姉妹シリーズ。今作は6つの話からなる短編集。なんと今回は琴子と真琴以外の兄弟たちの話なのである。比嘉家は7人兄弟で美晴は以前の作品でもう出てきていたのだが、他の兄弟に焦点が当てられるのは初めて。今は琴子と真琴しかいないことを思うと、結果はわかってはいるのだが。。 あとこのシリーズのもうひとつの楽しみは、いろんなオマージュとか入ってたりとか、映画「来る」とリンクしてたりとか、過去の作品の登場人物が絡んでたりとか見つけるのが面白い。 例えば、「このイベントはフィクションです」に出てくる「怪談蒐集の海から生まれた怪談生命体。」とか、「受け継がれるもの」での「逢坂さんが柴田理恵に似てる」とか。「メイク・ユア・チョイス」の戸栗美姫とか。知ってる人はニヤッとするよね。 全部の短編おもしろいんだけど、やはり琴子が出てくる最後の2篇が好き。「かたのでの駅の怪」の 最後の一文は泣ける。そして本のタイトルでもある「ととはり屋敷」。「ととはり」の意味とは。 ああ、読み終わってしまった。もっと読みたい。どうしよう、ハードカバーに手を出すべきか、出さぬべきか。ざんどぅまの影。悩む。
ととはり屋敷(9)
澤村伊智
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