作品紹介・あらすじ
『神様のカルテ』シリーズ外、初の長編!
「お前は、ただの物知りになりたいのか?」
夏木林太郎は、一介の高校生である。夏木書店を営む祖父と二人暮らしをしてきた。生活が一変したのは、祖父が突然亡くなってからだ。面識のなかった伯母に引き取られることになり本の整理をしていた林太郎は、書棚の奥で人間の言葉を話すトラネコと出会う。トラネコは、本を守るため林太郎の力を借りたいのだという。
痛烈痛快! ...
感想・レビュー (3件)
人にとって本とはどういう存在なのか。名作と呼ばれる本の力って。本も大量生産、大量消費されていき、そして紙の本が売れなくなり、読む時間がないと言われる中で、改めて本について考えさせられた。 本を読んだからって何かがすぐに変わるわけではない。でも、確実に自分を変えたり支えたりしてくれると思う。
自分自身を信じられなくてどうする! 人を思いやるために本を読む。
ネコと僕
