作品紹介・あらすじ
お前なら、きっと本を取り戻せるはずだ。
幸崎ナナミは十三歳の中学二年生である。喘息の持病があるため、あちこち遊びに出かけるわけにもいかず学校が終わるとひとりで図書館に足を運ぶ生活を送っている。その図書館で、最近本がなくなっているらしい。館内の探索を始めたナナミは、青白く輝いている書棚の前で、翡翠色の目をした猫と出会う。
なぜ本を燃やすんですか?
「一番怖いのは、心を失うことじゃない。失っ...
感想・レビュー (1件)
途中から、一気に読んだ。大事なことは、何かを教えてくれる本だと思った。それにしても、作家の夏川草介さんは、子供のときから、すごく、本をよんでいたことが、わかる。