作品紹介・あらすじ
NHKドラマ化・10万部突破などで話題の
『四十九日のレシピ』著者のデビュー作!
“心の風邪”で休職中の39歳のエリートサラリーマン・哲司は、亡くなった母が最後に住んでいた美しい港町、美鷲を訪れる。
哲司はそこで偶然知り合った喜美子に、母親の遺品の整理を手伝ってもらうことに。
疲れ果てていた哲司は、彼女の優しさや町の人たちの温かさに触れるにつれ、徐々に心を癒していく。
喜美子は哲司と同い年で、か...
感想・レビュー (1件)
これまで6冊程著者の作品を読んではいたが、まさかのデビュー作と知り驚く。心の風邪が生きる喜びを知るまでに回復…あ~半端なく良かった!途中モヤッとした部分も気にならない程。2回泣かされた。胸中清々しい風が吹いている。椿姫のオペラを観てみたくなった。 「踏み外したんじゃないよ、風待ち中。いい風が吹くまで港で待機してるだけ」 いつか言ってみたいセリフ。(笑)
