作品紹介・あらすじ
多くの民主主義国家で不平等が拡大し、強権政治が台頭し、リベラリズムが機能不全となっている。注目の政治学者が政治、経済、教育、テクノロジーといった様々な分野で見られる問題を検証し、失敗の原因と是正をさぐる。
感想・レビュー (1件)
リベラリズムは、古典的、革新的を問わず社会を劣化させており、伝統、地域、宗教重視のコミュニティ回帰すべきという主張。確かに、リベラリズムが強欲な資本集積につながることや、勝ち組による新たな支配層の固定化は理解できるが、一方で、キリスト教的な価値観を持ち出されても、非西欧世界は困ってしまう。宗教がなくても世間による規範の強制があリ、個人の発露が制限される東アジアの社会を著者はどう考えるのか、興味深い。