2026年8月7日
#T.E.ロレンス #神坂智子 80年代少女漫画の名作 ロレンスの愛と挫折の歴史ドラマです。通称アラビアのロレンス。今に続くパレスチナ問題の葛藤の原点が分かるし、悲恋物語として傑作だと思います。 ロレンスはただひとりの男としてアラブを愛した。愛した男のために戦った。 何度読んでも信じられないくらいストーリーというか見せ場に動揺し、胸が痛みます。それでも、ロレンスの人生の中で明るく輝くアラブ時代は、乙女の憧れでした。 BLという単語が無かった時代から同性に惹かれる主人公が好き。 神坂智子先生の人物描写は繊細で奥深く、緻密な民族衣装や美しい背景も素晴らしいです。 腐女子から見て白装束で金髪碧眼のロレンス、精悍な黒装束のハムディ、ハリト族首長アリの三角関係がめちゃ萌えます。 少年時代から始まり、十字軍の発掘調査で知り合ったハムディの影響で、第一次世界大戦のさなか、アラブ独立を支援するようになる。 美形なのに「変人」、複雑な内面の持ち主として描かれているロレンスの魅力を腐女子の皆さまに知ってもらいたいです。 . . . . 気ままで我儘でクソ生意気で純粋な主人公、同性愛の葛藤、アラブの歴史や文化を愉しみつつ、侵略の歴史の重みがずっしりと感じられる作品です。 熱砂の砂漠を越える過酷な移動や、仲間との絆、英国の裏切り※、大切な人の死…しだいに彼の心から光が失われてゆくのはとても辛かった。 考古学者・英国軍人トーマス・エドワード・ロレンスにとってアラブは、初恋であり生命であり、心が壊れてゆく場所でもあった。心が歪んでゆく様子が生々しく綴られています。 今冷静に考えると、ロレンスの個性と才能を、軍の上層部が巧みに利用したにすぎなかったのかもしれません。 映画「アラビアのロレンス」は冒頭オートバイ事故と葬儀から始まります。 漫画の読後はただただ涙があふれました。 ウィングス1985年〜1988年完結 #アラビアのロレンス#腐女子#BL好き 引用※物語の背後には、イギリスが第一次世界大戦中に行った「三枚舌外交」が横たわっている。アラブには独立を約束しながら、同時にフランスとは分割統治を取り決め、ユダヤ人にはパレスチナでの建国を支持する書簡を出していた。 ↓お気に入りシーンの一部分 ♡1巻「ベエルシマ」 “紅茶をのみにこないか” 歪んだ性癖を知られ音信不通になっていた恩師ホーガス博士からの手紙に感動。 ♡5巻「帰還」 “抱けよ、僕が狂わなかったのは君のおかげだ” 個人的に孤高のハムディよりもハリト族の若き族長アリが好きでした。素直でいい男。
T・E・ロレンス(1)
神坂智子
本棚登録:0人