作品紹介・あらすじ
あの日の選択は正しかったのか。
ユニフォームを脱いでも人生は続く。
人々の再起と夢の功罪を描く、感動のヒューマンドラマ。
デビュー作で第12回静岡書店大賞
気鋭の新人が放つ待望の第2作
あの日の選択は正しかったのか。
「プロにはいかない」立花国際大学の外野手・笠谷は、神奈川ブルーソックスのスカウト・真柴瑞稀の誘いを一蹴した。安定した生活を求めて社会人野球に進むと笠谷は言うが、元警察官の瑞稀は持...
感想・レビュー (1件)
プロ野球の裏方、スカウトを主人公にした変わり種の野球小説。 創作だと承知しつつも、スカウト絡みのエピソードに漂うリアリティにはひりひりする。長年野球を取材してきた作者ならではの強みか。 文章も読みやすく、登場人物の配置も申し分ない。何より、登場人物が前を向いて一歩踏み出そうとするところにグッときた。次作にも期待