そして誰もゆとらなくなった

そして誰もゆとらなくなった

朝井リョウ
文藝春秋 (2022年8月8日発売)
ISBN:9784163915784
本棚登録:79

作品紹介・あらすじ

『時をかけるゆとり』『風と共にゆとりぬ』に続く第三弾にして完結編。 怒涛の500枚書き下ろし!頭空っぽで楽しめる本の決定版! 修羅!腹痛との戦い 戦慄!催眠術体験 迷惑!十年ぶりのダンスレッスン 他力本願!引っ越しあれこれ 生活習慣病!スイーツ狂の日々 帰れ!北米&南米への旅etc…… 一生懸命生きていたら生まれてしまったエピソード全20編を収録。 楽しいだけの読書をしたいあなたに贈る一冊です...

感想・レビュー (5件)

下の話が多いが単純に面白い

朝井リョウさんの小説が好きでいくつか読んだことがあったのですが、いつもこの方は天才すぎる、天上人だ…。と思っていました。 しかし、これを読むと私たちと同じ人間なんだ…!と錯覚させてくれます。 私と同じようにイタイタしさとか気まずさとか感じることがあるんだ…! 故に、人間味溢れる朝井リョウさんに恋しそうになります。 私自身エッセイというものを読んだことがなく、朝井リョウさんということと、題名が頭から離れなかったので初めて読んでみたのですが、面白すぎる…。文章を読んで笑ってしまいます。 何気ない日常を面白くするのも天才なのか!!と。 頭空っぽにできるなんて嘘です。文才に敬服します。眠れなくなります。 なぜか自分が経験してきたイタイタしさが成仏された気持ちになります。 3冊目から読んでしまいましたが、「時をかけるゆとり」「風とともにゆとりぬ」も絶対読みます。

頭を空っぽに出来る本

声を出して笑ってしまうエッセイだった。 朝井さんの赤裸々なエピソードが凄い。