夫を亡くして 北村透谷の妻・ミナ

夫を亡くして 北村透谷の妻・ミナ

門井慶喜
朝日新聞出版 (2026年3月6日発売)
ISBN:9784022521293
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作品紹介・あらすじ

私は、奥様じゃないの。透谷の妻でもない。ただのミナよ。夫は自裁、小さな娘を抱え、厳しい経済状況にめげず、向学心を持ち、英語の教師という天職を得るミナ。明治・大正・昭和を自由奔放に生き抜いた女性を描く長編小説。

感想・レビュー (1件)

許婚を断り、実家である多摩の実家を出て北村透谷と結婚した石阪ミナ。ミナの支えも虚しく結婚6年で娘英子を残し透谷は自殺。 娘を育てなくてはならないミナは、一大決心をして単身渡米。学位を取り日本に帰国。英語を教えながら教師の職を見つけ逞しく生きていくミナ。慕われた教え子の自殺未遂事件を通して亡くなった夫を思い、その軌跡をたどることで、自分の中で昇華させていく… どんな苦境でも誰にも頼らず自分一人で、道を開いてきたミナ。明治〜大正、昭和と女性が一人で生きていくには厳しかった時代。現在を生きる私達の胸に響く1冊。