銀の三角

#銀の三角　#萩尾望都　#SFマガジン 80年代少女漫画　 『銀の三角』を再読。 萩尾望都先生の『ポーの一族』は70年代ですが、80年代と言えば、『銀の三角』『一角獣種シリーズ』『メッシュ』『マージナル』あたりが黄金期だと思っています。特にSFファンタジーの登場人物はジェンダーを超えた美しさがお気に入りです。 壮大なSF叙事詩『銀の三角』は、複雑で難解。頭が追いついていかないのですが…それでも凄い世界へ誘ってくれました。 三万年前に滅亡した伝説の星「銀の三角」。その種族の末裔が引き起こす運命を変えるために奔走する、予知能力を持つ青年マーリーと、謎の吟遊詩人ラグトーリン。 夢幻的な美しい線画、吟遊詩人の祈りの荘厳な旋律、伝承と科学、時空を彷徨う世界観…、必死についてゆくうちに、魅了され、気がついたら物語が終わっていた。まさに夢のようだった。 この本に出会ったのは、高校生のころ。今読み返してもロマンを感じてしまう。