夜の谷を行く

夜の谷を行く

桐野 夏生
文藝春秋 (2020年3月10日発売)
ISBN:9784167914523
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作品紹介・あらすじ

連合赤軍事件の山岳ベースで行われた「総括」と称する凄惨なリンチにより、十二人の仲間が次々に死んだ。 アジトから逃げ出し、警察に逮捕されたメンバーの西田啓子は五年間の服役を終え、人目を忍んで慎ましく暮らしていた。 しかし、ある日突然、元同志の熊谷から連絡が入り、決別したはずの過去に直面させられる。

感想・レビュー (1件)

連合赤軍の話というより、離れていた親子の再会の話として受け止めている。孤独な啓子が産み捨てた息子と再会できてよかった。しかも息子の古市はいいやつだ。よかった。